今年のアカデミー賞は、『おくりびと』が外国語映画賞、『つみきのいえ』が短編アニメ賞、日本の作品がダブル受賞となりましたね。これは出演者やスタッフにとって、この先もずっと消えることのない偉大な勲章、そして映画にとっては世界で一番の宣伝効果、日本映画界にとっても大きな功績ですよね。
映画に限らず、そして日本国内にも色々な「賞」が存在して、情報番組や紙面を飾ることも少なくありません。国民栄誉賞、芥川賞や直木賞、ベストジーニスト賞、私たちの業界にもPR大賞なんてものがあるように、大小とりまぜ星の数ほど。「賞の辞典」が出版されているほど沢山あります。受賞は、その道での功績を讃えられたということ、基本的にはどんなものでも栄誉あり、表彰されたら嬉しいと思います。
でも稀に、嬉しくないものもあります。「抱かれたくない男性芸能人」なんていうのは、この部類に入るのでしょうか?よく名前の挙がる出川哲郎や、えがちゃんは、勲章と思っているのか本心はがっかりしているのか...。
「最低の映画」を表彰する「ラジー賞」。受賞することは複雑な心境ですよね。アカデミー賞の裏で開催されているこの賞、正式にはゴールデン・ラズベリー賞といって(昨日知りました)、今年はパリス・ヒルトンが最低主演女優賞・最低助演女優賞・最低スクリーンカップル賞の3冠に輝いたそうです。その授賞式は、レッドカーペットで彩られて華やかなアカデミー賞とは異なり、受賞者が出席することは滅多にないそうですが、何年か前にハル・ベリーが受賞して本人が出席、ユーモアたっぷり、涙ながらに感動的なスピーチをしたというエピソードを何かで読み、私は彼女が大好きになりました。ハル・ベリーの完勝は間違いないですが、作品名は思い出せません。
そんな私はこれまで、受賞をしたことも目指したこともありません。ラジー賞の正式名も、ハル・ベリーの受賞作品名も知らないほど、特にその業界に詳しくもないのに、誰かが誰かに評価されたものを目にしては、あーでもない、こーでもないと、偉そうに好き勝手を言って楽しむ庶民派です。
(N.M.)
