海外の友人が多い私は、友人らからしばしば返答に困る質問にあう。先日は、私の先祖の由来と家紋について聞かれた。記憶をたどり、答えると今度は、天皇家にはなぜ苗字がないのか聞かれた。さらにどうして日本人はヨーロッパが好きなのか、写真を撮るときにピースをするのか、緑色の信号をなぜ「青」と呼ぶのか、すし屋の人はなぜ「っらっしゃい」と言うのか・・・などなど。そのひとつひとつにわかる範囲で答えるのだが、適当に答えてあとでその友人が他人に話をして恥をかいてもかわいそうなので、答える際には非常に神経を使う。自らの宿題にして、帰って家で調べることもあるくらいだ。自分の国のことなのに、自分が分からないことが多くあることに対しても驚いてしまう。
ともかく、日本にはもの珍しくて仕方がないものが溢れているらしい。自分では今までまったく気がつかなかった日常のあれこれに、一番はやく気がつくのが彼らだ。そういう再発見があるからこそ、海外の人たちと付き合うことは楽しい。
人間にとって、このように常に疑問を持ったり、当たり前だと思っていたことを、違う角度から見てみたり、それに対して実際に調べてみたり・・・そういう姿勢が大切なのだと思う。そこから、好奇心や、新しい発想、発見が生まれ、次につながる知恵となっていくのだと思う。すると、日常のありふれたものが新しく、楽しいものに見えてくる。
そのように考えるきっかけをいつもくれる海外の友人らに感謝をしたい。また、自分自身も、これからも常にいろいろなことに興味を持って、探求することを惜しまないようにしたいと思っている。
(T.M)

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