組織と個人とTwitter


先月末、NHKのニュース番組「Bizスポ」を担当していた

堀潤アナウンサーのTwitterアカウント( https://twitter.com/#!/nhk_HORIJUN )が

停止され、各所で話題を呼びました。

(現在もアカウント自体は残っていますが、ツイートはストップしています。)

もともと堀氏のアカウントは、「Bizスポ」のメインキャスターとしての位置づけでした。

堀氏が3月末で番組を卒業するため、このアカウントも終了することになった、
という経緯のようですが、同氏個人のファンも多く、
10万以上のフォロワーを持つ人気アカウントであったため、
ユーザーからは終了を惜しむ声や継続を求める声も多く寄せられていたようです。

以下の記事で経緯などが詳しく紹介されていますので、ご覧ください。

NHK、堀潤アナのTwitterアカウントを閉鎖へ メディア関係者から失望の声

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1203/28/news093.html

記事によれば、メディア関係者やジャーナリストからは
今回のNHKの対応については批判的な声が多いようですが、
皆さんはどうお考えでしょう?

個人的には、感情論を抜きにすれば、NHKの対応は基本的には真っ当なものであり、
大きく非難されるものではないと思います。

紹介文には「NHK公式アカウントです」と書かれているので、個人がツイートしてはいるものの、
あくまでNHKという組織に所属している人間という立場になります。

「Bizスポの堀アナ」としてのアカウントなのであれば、
番組から去るにあたってアカウントを閉鎖する、
あるいは更新をストップする、といった対応は、理解できるものだと思います。

昨日まで番組に関するツイートをしていたのに、
今日からは個人のアカウントになるので、
プライベートなことも中心に話します、というわけにもいきませんからね。

ただし、番組キャスターとしてよりも堀氏個人のアカウントとして
一般に認識されるという事態については、
NHK側も想定しておく必要があったのではないか、とも思います。

事務的にアカウントを閉鎖し、
「組織に所属する”個人”の、Twitterでの発言や立ち振る舞いをどう考えるか」
という問題を、あまり考慮していないように見えたため、
先述の方たちは非難しているのかもしれません。

企業や団体がTwitterなどのソーシャルメディアを利用する場合、
組織としてよりもむしろ担当者個人の、あるいは公式キャラクターのアカウントとして発言し、
ユーザーとある程度自由にコミュニケーションを取っているケースが増えているように
見受けられます。ですが、そうしたアカウントの立ち位置や発言の内容について
しっかり検討して運営しているものはどの程度あるでしょうか。

組織に属する個人が発信する情報の扱いには、まだまだ議論の余地があるでしょう。

ついでに言えば、完全な個人のアカウントでも、上記の問題がまったく関係ないとは言えません。

プライベートなアカウントから仕事内容に関する話題などをつぶやいた場合、
うまくボカしてもどこかで自分の所属する組織とつながってしまえば、
もう組織の一員としての発言といえなくも無いですから。

仕事や上司の愚痴も、迂闊につぶやけないなぁという方は、
地面に穴を掘って「王様の耳は・・・」とつぶやいてください。

もしくは、こんなSNSもあるようです。面白いことを考える人はいるものです。

http://www.arrow-arrow.com/ (SI)

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