360度が持つ可能性について思いをはせてみた


先日、ベルサール秋葉原で「週アスLIVE」が開催されました。これまでも春と秋の2回開催されてきていたアスキーメディワークスさんのイベントですが、今回はとくに週刊アスキー誌の1,000号を記念して、盛大にいとなまれました。

展示の目玉のひとつはヘッドマウントディスプレイのOculus Riftの体験コーナーだったと思います。Oculus Rift自体は東京ゲームショウでのブース出展を含め、既にさまざまなメディアで取り上げられていますし、現にこのアスキーメディアワークスの過去イベントでも体験できたことがあったわけですが、どんどんソフト側でこの機械の機能というか可能性に追いついてきておりまして、楽しみが広がってきています。

週アスLIVEでは、乗馬ゲーム、ソードアートオンライン、初音ミクコンサート、古井戸の4種類が体験できました。おっと、なんかピンク色のカーテンがかかったブースもあったんですが覗きこまなかったのでどういうコンテンツかわかりません、ことにしておきます(汗)。
またこのイベント会場だけでなく、路地を入ったところのG-Tune専門店でもバーチャルジェットコースターの体験ができるようになっていました。汎アキバ的な広がりを見せています。

Oculus Rift体験中

Oculus Riftでは世界観を全周のCG作り込みで文字通り没入型の体験ができるわけですが、すみずみまで作り込むのはまだまだ大変です。そういう話の流れで行くと、撮影機器としてリコーのTHETAがあるじゃないですか。動画にも対応しています。その世界観の中を自由にフライスルーするわけにはいきませんし、現在のデバイスでは録画時間も限られていますが、この2つが組み合わせられるとコンシューマージェネレイテッドなOculus Rift用ムービーがネット上でいくらでも手に入る時代がすぐそこまで来ている、って感じです。とても近未来です。

くだんの週アスLIVEでは「初音ミクコンサート」を体験してみました。おおー、ミクさん近い近い、ターンした時のツインテールが触れそうですよ。とはいえこれってミクさんおひとりのコンサートなので横を向いたらミクさん視界から消えてしまいます。せっかく360度使えるんだったら、「涙-NAMIDA-」の8人とか(今ちょっとおひとり休んでるらしいですが)、「ラブライブ」の9人とかが自分を取り囲んで歌ってくれるなんて体験ができるわけですよね(なぜAKBと言わん?)。となると歌の間中、きょろきょろというかくるくるしたくなってくるわけで、ヘッドマウントディスプレイに併せて、家庭用回転いす市場までもが新たに形成されることになると思います。コンサート体験とは全然別ものになると思いますので、熟達のカメラワークで収録したコンサートBD/DVDと競合するものにもなりませんし。

これをもっとつきつめていくと、脳内で視覚情報が処理されるところをむにゃむにゃっとして、人間自身が360度全周映像を一度に認識できるようになると楽しいですね。ヘッドフォンだと音が後ろからとか上から聞こえるように位相を調整できたりするではないですか。であればヘッドマウントディスプレイで視覚も可能ではないかと。
横も後ろも上も下も同時に全部を知覚するって、おそらく脳の潜在能力を100%使えばこの大量の情報を処理できるんじゃないかと思いますけど、どうなんでしょうね。

話の締めくくりに使うにはあまりにも誰も知らないかもしれませんが、往年のスペースオペラの傑作「ジェイムスン教授シリーズ」の世界、あれは今から4,000万年後のはるかな未来のお話しなんですけど、それがもしかしたらすぐにも実現できるかもしれないんですね。夢があるではないですか。

とはいえお茶の間で家族それぞれがヘッドセットをつけてそれぞれのコンテンツを見てくるくるしている世界っていうのも、なんだかなーではあるんですけどもねー。

Page Top