そして牛乳工場へ! 牛から搾られた生乳が「牛乳」になるまで―③


大人の社会科見学「牛乳編」の3回目です。

これまで、牧場、生乳を集積・貯蔵するクーラーステーションと、
製品としての牛乳ができあがっていく過程を

いわば”川上”から”川下”へとくだるかたちでご紹介してきました。

最終回のこのエントリーでは、牛乳生産の最終段階、牛乳工場をご紹介します。

お訪ねしたのは、千葉県の牛乳工場です。

こちらでは、牛乳の製造ラインや、工場のVTRを見ながら、
生乳・牛乳に対する厳重なチェックなどについて、見学させて頂きました。

クーラーステーションからきた生乳が工場に入るとき、
牛乳となって工場から出荷されるとき、そしてその間の過程では、
抗生物質の残留や細菌数、温度、比重、成分などについて、
厳しい検査が施されています。

もしそうした検査のなかで生乳・牛乳に問題が発見され、
廃棄されることになった場合は ― 現在は年に一回あるかないか、
というレベルだそうですが ― 産業廃棄物として、専門の業者が処理をするとのことです。

産業廃棄物(!)なんですね、当然かもしれませんが、なるほど。

工場では、こうした安全性についての検査はもちろん、そのうえ
とくに味覚の優れた社員による風味の検査 ― 官能検査 ― による
“美味しさ”のチェックも行っています。

生乳は、まさにこの工場で、消費者に安定した品質・量で供給される製品
「牛乳」として、生まれ変わるわけですね。

さて、3回とおして、牧場、クーラーステーション、牛乳工場の
見学のもようをご紹介しました。どの施設でも、牛乳を製造するどの段階でも、
関係者の皆さんは、安全のために熱意を傾けておられました。

一頭一頭個性豊かな牛たちからの”牛乳”と、
関係者の皆さんのそうした熱意とが、

牛乳のパックやビンのひとつひとつに詰まっている――。

少しおおげさですが、今回の見学後、筆者は牛乳に対して
そんな思いをもつようになりました。

何を見て、それにどのような感想を抱かれるかは人それぞれですが、
大人になってからの社会科見学も、なかなかいいものです。

機会があったら、皆さんもどこかの見学に足を運ばれてはいかがでしょうか。

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