永く愛されることの難しさ


といっても、婚活が上手くいっておらずぼやいている話ではありません。

少し前になりますが、ミュージカル「コーラスライン」を観て来ました。

ご存知の方も多いと思いますが、この物語はブロードウェイを舞台に、主役の後方で踊る”その他大勢”役のオーディションの一部始終を描いたものです。

厳しいオーディションが終了すると一転、合格者も不合格者も、選ぶ側の演出家も、助手といった裏方までもが、金色のタキシードとシルクハットを着けて晴れやかに歌い踊るラストシーンは感涙ものでした。

初演は1975年のブロードウェイ、1990年まで約15年も続くロングラン公演の後、2006~2008年のリバイバル公演を経たこの名作を、今回はワールドツアーということで、日本でも生で体験することが出来ました。

ブロードウェイでいう「ロングラン」とは、数ヶ月単位の興行を断続的に繰り返すのではなく、休演日以外は文字通り毎日(!)、昼・夜公演を連続して行うことを指します。世界中の才能に溢れた人材と資本を集め、趣向を凝らした演目がひしめきあう中、十年以上に渡って(しつこいようですが毎日!)観客を呼び続けることができたミュージカルはこれまで数えるほどしかありません。

残念ながら来日公演は既に終了していますが、2006年のリバイバル公演のための、8ヶ月にも及ぶオーディションの様子をカメラで追ったドキュメンタリー映画「ブロードウェイ♪ブロードウェイ/~コーラスラインにかける夢~」も昨年公開され、すでにDVDになっています。こちらも素晴らしい出来ですので(邦題のセンスはともかくとして)、興味のある方は是非どうぞ。

翻って身近なところでも、日々数え切れない程の商品やサービスが新たに世に出ますが、ロングセラーと言われるものはほんの一握り。いつかは新たなロングセラーを生み出す場面に参加したいものです。

(K)

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