名画再発見!?


大仰なタイトルをつけてしまいましたが、初めに白状しておきます。私は絵画(というかゲージュツという分野)には明るいわけではなく、造詣も全く深くありません。「教科書に載ってたなぁ」とか「(恐る恐る)これってゴッホ・・・だよね?」とか「マネだっけ?モネだっけ?」とか、そんな程度です。にもかかわらず、なぜ今回このようなテーマに挑戦したかといえば、なんのことはない、オモチャをご紹介したいからなのです。(これなら身の丈にあっている気がします)

今回ご紹介したいオモチャはこちら。

「THE AMAZING CARD」なるもので、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。検索してみると、ちらほらとファンの方がご紹介されているようです。名画がメインということで美術館や博物館の売店などでよく扱われています。

どんなオモチャかと言うと、絵葉書のような体裁ですが、これが六角形の筒状になり、側面に二つのレンズが付いています。筒の内面にレンズに呼応するよう同じ絵が二つ並んで描かれていて、このレンズを通してその絵をみると3Dで見えるんです。2次元の絵画が3次元で。初めて試したときは結構な衝撃でした。

店内で何気なく手にした時は3Dという響きに斬新さを感じた訳ではなく、むしろ子供の頃の雑誌の付録にあった、赤と青のメガネを掛けてみる”飛び出すドラえもん”漫画とか、劇場で同様のメガネを掛けてみる”飛び出すジョーズ”映画のイメージでした(世代がバレちゃいますね。要は軽んじていた訳です)。

いやぁ、侮っていました。実に面白いんですよ、これが!有名な絵画が、「ドーン!!」と眼球に迫ってくるんです。立体感というか奥行きを感じるんですよ。ダ・ヴィンチの「モナリザ」やゴッホの「ひまわり」、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」、そのほかにもベラスケスやシャガール、ダリ、クリムト、マネ、エッシャー、北斎などなど。売店に展示されていたサンプルを家人とともに次から次へと堪能しました。

一作品500円が高いか安いかは論じませんが、数ある作品の中から数点を厳選して購入しました。個人的にお薦めなのが、北斎の「神奈川沖浪裏」(富嶽三十六景)です。どう見えるかというと、幾層もの大波が、それぞれ独立したレイヤーのように重なり合って見えて、波間に見え隠れする船の全体が角度を変えると見えるかも!と思えるほど立体感があるのです。機会があれば是非、お試し下さい。

このオモチャ(というと失礼かも知れませんね)はオランダの会社が制作しているようなのですが、国内で注文・販売を行なっている会社のサイトによれば絵画だけでなく、個人の写真でも絵でも何でも3Dにできるようです。動物の写真や風景写真の商品もあります。そのほかにも同サイトでは広告手法としてのダイレクトメールの作成も提案もされています。なるほど、3Dで訴えた方が遥かに効果的なものもあるかもしれないと感心するとともに、どんなものが向いているのか考えてみたくなりました。でもこれ、一人一人が手にとって自分の目に嵌めて見るという、アナログな動作が要求されるので一度に多くの人に同時に訴えるのが難しいところかもしれませんね。

絵画シリーズではまだ見ていない作品もあるので全部見てみたいなぁと思うし、自分の写真を3Dにしたらどのように見えるのだろう?と興味は尽きません。

このオモチャを購入した時の店員の方がとても印象的でした。

レジでこちらがやや興奮しつつ「これ、すごく面白いですね」というと、店員の方が「ええ、皆さんそう、おっしゃって下さいます。実は私も全点、揃えてしまいました」と。

その気持ち、よくわかります。

ご興味のある方はこちらのアドレスでどうぞ。(3Dでは見えません)

http://www.ultd.jp/

(山)

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