究極の笑顔


オムロン株式会社が、笑顔度を測定する「スマイルスキャン」という測定器をこの2月から発売している。

スマイルスキャンは、目、口角のあがり具合など、顔画像に含まれる様々な情報を読み取り、0~100%の値で、笑顔度を測定し、モニターに表示するというもの。何でも、過去10年間に蓄積した100万人以上の顔データを基に、笑顔の客観的な測定を行うという機械だそうだ。価格は30万円。オムロンはセキュリティ管理で強みのある「顔認証技術」を活用して、この装置を開発したそうだ。

スマイルスキャンは接客サービスや病院での導入を目指すということだったが、実際にJR西日本の大阪駅と京橋駅の予約窓口で導入されているという。窓口に立つ女性職員が毎日機械の前で自身の「笑顔度」を確認している、という記事を、少し前に読んだ。

私は、日本の接客サービスの質は、世界一に近いのではと思っている。(世界各国のサービスを体験したわけではないが。)訪日した欧米外国人がよく「日本のレストランやみやげ物屋の接客は素晴らしい。」と、褒め称えるのをよく聞くではないか。

外国人の目からすれば、驚きの日本人の接客は、日本人からすると、まだ改善の余地があるということか。確かに、サービス業界では、お店に対する主観的な印象は、サービス内容もさることながら、お店の人の対応にも影響を受ける。店の評判を左右しかねないのが従業員の接客。笑顔にはこだわったほうがいい。

ところで、スマイルスキャンの「笑顔度」100点満点って、どんな笑顔なんだろうか?パーフェクトな満面の笑みで接客されると、サービスを受ける客の中には、不自然に感じてしまう人もいるのでは・・・と私は思う。以前に、通信販売の化粧品を、電話で注文したときに、受注業務の女性の対応が、あまりに丁寧すぎて、こちらが恐縮した記憶がある。「笑顔度」80点くらいが、もっとも自然なのだろうか。(使用したことはないが。)

こうして、「スマイルスキャン」の導入により、日本の接客サービスの質は、ますます群を抜いて洗練されていくに違いない。

スマイルスキャンは、あらゆる国籍に対応しているとのことだから、むしろ、ワールドカップ開催地の南アフリカや中国といった、今後、外国人旅行者の増加が見込まれる国や観光政策を推進したい国々に導入してもらいたいもの。オムロンには、スマイルスキャンとともに、日本の接客業の心を世界に広めて頂きたい・・。

なんてエラそうに書いている私も、まだまだ至らぬところだらけなのです。あと笑顔度を30%以上アップさせないと・・・。

わが社にも「スマイルスキャン」の導入を・・・!?

(K.N)

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