”刺さる””広がる”広報的Twitter活用


近頃ますます注目度があがっているソーシャルメディア。
企業や自治体の広報活動でもTwitterやfacebookなどを使って情報発信やコミュニケーションをすることは今や珍しくありません。

そんなTwitterで先日ちょっとおもしろいことがありました。
私のアカウントはごくごく個人的なもので、趣味のことや美味しかったごはんなどを時折つぶやいているのですが、先日のお昼休み、桜がとてもキレイだったので写真を添えてつぶやきました。すると突然、ある企業のゆるキャラ広報アカウントさんからあいさつのツイートをいただいたのです。

cherry blossoms

どうやら「桜」で検索をかけ、たまたまヒットした私のツイートにコメントを下さったようです。広報的好奇心からそのアカウントのツイートをさかのぼってみたところ、定期的に同様のツイートをしているようでした。見ず知らずの人にいきなりコメントを送る、というのは難易度が高いように思えます。しかし、びっくりした私は思わず相手のプロフィールを確認し、過去のツイートを読み、最終的にはすっかり社名、ゆるキャラの名前、アイコン画像まではっきり覚えてしまいましたので、対「私」という個人に向けてのPR効果でいえば、このTwitterPRは成功といえるでしょう。

このようにTwitterにはユニークな広報アカウントがたくさんあり、企業の顔や名物となっているものもあります。そんななかでも私は<ナカの人>が感じられるツイートが好きです。

少し前のことですが印象に残ったのはSHARPガラパゴス公式アカウント(@SharpGalapagos)とSHARP株式会社の広報アカウント(@SHARP_JP)さんのつぶやきです。
昨年12月中旬、SHARPが経営再建のため募った2,960名が退職する前日に、ガラパゴス公式アカウントさんが空っぽの机の写真とともにつぶやきました。

『明日の出社を最後に、2960名の仲間が去ります。隣の机が「カラ」になり、現実を感じます。正直とても辛いものです「前をみて再建へ」との声、課せられた業務も、今は受け入れる難しさを…でもやらなきゃね…やらなきゃ… 』

翌日、SHARP広報アカウントさんも胸の内をつぶやきました。
『(´-`).。oO(ガラパゴスの中の人、たまにはぐっとくること言う…)』
『(´-`).。oO(私だって猛烈にお世話になった人もいます)』
『(´-`).。oO(ナカノヒトナドイナイ!…んだけどやっぱり、ナカノヒトはいるから…つらい時はつらい)』
『(´-`).。oO(また明日からがんばりますので)』

ネット上では共感を呼んだ両アカウントのツイートが瞬く間に広がり、たくさんの応援メッセージが寄せられました。私もこのつぶやきに自分が昔お世話になった方が退職した日の寂しさを思い出し、思わず応援したくなりました。

最近では警視庁犯罪抑止対策本部アカウント(@MPD_yokushi)さんが話題ですね。こちらは犯罪への注意を呼びかけるアカウントですが、わりとシリアスなツイートの合間にこぼれる担当者のゆるっとしたつぶやきが人気となっています。

紋切り型の広報活動ではなかなか伝えることが出来なかったり、興味を持ってもらいにくいことも、Twitterを通して<ナカの人>の言葉でメッセージを発信すると、今まで以上にたくさんの人にPRすることができ、しかもこれまでになかった形で”刺さる””広がる”世の中になってきました。ソーシャルメディア時代の広報として今後も活用していきたいと思います。

(AY)

Page Top