2016年のクラウド業界広報 – メディアと企業が本当に望むものは何だろう


大変ひさしぶりな更新になってしまいました。

お恥ずかしいかぎりです。

年末のギリギリなタイミングですが、先日非常に興味深いイベントに参加しましたのでそのことをご報告します。

12月22日にASCII.jp主催で「リアルイイクラ2015年納会」が開催されたので参加してきました。

詳細はリンク先の記事を見ていただくとして、おおざっぱに言うと今年のクラウド業界の振り返りと2016年の展望を、メディアの立場とSIerの立場からの2部構成で語り尽くそうというものです。

 

結論として、私にとっては大変に意義深いイベントでした。

その理由を書いておきたいと思います。

 

一昔ふた昔前のITバブルを彷彿させるように、ここ1、2年は「クラウド」「ビッグデータ」「IoT」などのキーワードのもと、ワンアイデアでニッチなソリューションベンチャーがそれこそいろんな分野で出てきています。その多くは米国発のため、「広報活動をちゃんとしなきゃ!」ということを理解しているので代理店を使ってくれるというわけで、あれやこれやといろんな企業のお手伝いをしてきました。

そのような仕事を続ける中で、私としてはどうも最近なんだか壁につきあたっているような気分だったのです。

例えばプレスリリースだけではなかなか記事になりにくい、Cがつく面々が新製品や新バージョンを携えて来日しても取材が入りにくいような状態になってきていたと思うのです。

 

そんな中、この「リアルイイクラ」でお話しを聞いて、自分には受け手はおろか、情報の出し手の気持ち、希望も汲めてなかったんじゃないかって思ったのです。それはこういうことです。

イベントの第1部はメディアから見たクラウド。@ITの三木泉さんとフリーの五味明子さん、モデレーターの大谷イビサさんがディープな討論をなさっております。その中でピクっとしたのは、五味さんの「日本とは違って、米国企業にはデータ分析というと自分でSQLまでやれる人が揃っている」という言葉でした。

そうか、エンタープライズユーザーとかエンジニアとかぐるっとおおぐくりに言ってるけど、その属性は米国と日本では全然違うものなのかもしれない、ということです。

当たり前のことだし、頭では理解できている気になっていても、本当にその違いを理解した上でクライアント企業に接しているだろうか。

米国企業が自国内のカスタマーに向けて作ってきたメッセージやメソッドがそのまま日本のカスタマーに適用できるとは限らないことを前提に、より適切なアイデアを提案できるように、場合によってはクライアントを説き伏せねばならないということだと思います。

それを思うと五味さんばかりでなく、三木さんも大谷さんも海外取材が多いですから、次回は彼我の違いをメインに討論いただけると嬉しいなと思った次第です。

 

そして第2部は、上記のファインディングの礎にもなります、クラウドで商いをなさっている方々の本音トークです(SCSK、スカイアーチ、TIS、電通国際情報サービスの4社)。こちらで印象的だったのは、モデレーター大谷さんからの「クラウド導入を推進する要素は何か」との問いに対して、4社一様に答えとしてあげていたのが「ユーザー事例です」であったこと。

これは実はメディアサイドからの意見でもありました。「ユーザー企業からの発信の増加」は、第1部でも2016年のクラウド業界に期待することとしてあげられていました。

これも胸にずしんと来る話です。まだ誰も採用していないソリューションは、どれだけ技術的に、理論上は優れていても、その効果がピンとくるはずはないわけですから。

 

というわけで、私としても2016年にどのように仕事を進めていくべきかということがおぼろげながらに見えてきた気がします。

これはまだ絵に描いた餅で、言うは易く行うは難しの典型のようなものですが、以下の2点に気を付けてプラン、提案し、実行していきたいなと思います。

(1) クライアントが母国でどういうターゲットにどういうメッセージを出してきたのか、日本でどういうプランを考えているかきちんとヒアリングすること。

(2) ユーザー企業情報の公開について、コミュニティの構築・運営も含めてタイムラインを引き、それに合わせた情報発信プランを立てること。

 

とりたてて目新しいことではないかもしれません。

ですが私にとっては、「リアルイイクラ」に参加したことでこれが正しい方向だと納得できたということが最大の収穫だと思っています。

次回もぜひ参加したいと思います。

 

ちなみに近日開催のアスキーさんの同種のイベントとしては、1月15日開催予定の第4回 ITACHIBA会議『70歳まで幸せに働く方法と、幸せに働ける企業経営を考える』があります。

イベント紹介のページはこちらです。

 

こちらにも都合をつけて参加したいなと考えています。

 

以上

マーケティングのセミナーを聞いたら広報にも使えるじゃないかと思いました!


4月9、10日に東京国際フォーラムで開催された「Oracle CloudWorld Tokyo 2015」に参加してきました。

Oracle Marketing Cloud統括責任者エイブ・スミス氏は「モダン・マーケティングのあり方と米国最新事例」と題したセッションで、最新のマーケティング事例として、デジタルの活用により顧客のリテンションを高めることに成功した企業の取り組みを紹介していました。

その成功の鍵はふたつ。ひとつは「パーソナライズ」、もうひとつはチャネルの「オーケストレーション」です。例えば、オーガニック系食料品スーパーを展開するWhole Foods Marketでは、顧客が事前に食の好みや食生活の現状を登録すると、その顧客に合った情報を提供する「ヘルスマート」プログラムという仕組みを構築しました。その結果、顧客の食の好みに応じてパーソナライズされたメッセージやクーポンを適切なタイミングで送付できるようになり、クーポンを使った商品購入などエンゲージメント率を4倍に向上させたのだそうです。

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自社の顧客に適した情報を継続的に提供することはあたりまえのことだと思われるかもしれませんが、77%の顧客が製品やサービスの利用後、その企業の情報に触れていないという結果が出ているそうです。情報提供ができている場合でも顧客に適した情報を提供している割合はかなり少なくなるのではないでしょうか。また、PCサイトやモバイルサイトなどがオーケストレーションされておらず、チャネル毎に一貫性のないメッセージを提供しているケースも頻繁にみられるそうです。パイが限られた市場においては顧客の維持が大きな課題となります。その課題を解決するためにすべての企業が頭を悩ませています。

メッセージをパーソナライズして届けることは広報においても求められます。アメリカン・エキスプレス・インターナショナル社長の清原正治氏が広報会議2015年5月号で、ジャック・ウェルチやカルロス・ゴーンはスピーチの際に自分の言葉で原稿を用意し、本番では原稿を持たずその場の温度を感じながら軌道修正しつつメッセージを伝えていた、と語っています。さらに「コミュニケーションは『受信主義』であるべきです。その場の雰囲気や、相手が何に興味を持っているのかを読みつつ、メッセージをパーソナライズしながら語らなければ伝わらないと考えています」とコミュニケーションの流儀を示していました。

ソーシャルメディアやデジタル機器の普及によって、広報においてもマスコミ対応だけでなく顧客との直接的な対話が求められるようになってきています。SNSなどの新しいチャネルにおいて、広報がメッセージをパーソナライズして届けることが今後いっそう求められてくるのではないでしょうか。

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春を惜しんで桜を臨む


ブログの更新、ずいぶん間が空いてしまいました。
業務や業界とは関係ないのですが、比較的桜の名所千鳥ヶ淵に近いところに立地していることに責任感をおぼえましたので、近隣一円の桜事情を写真で紹介します。市ヶ谷2015年の記録です。

まず靖国通りでスタートです。

靖国通り

こちらを九段下方向に歩きます。

大妻通り
これは大妻通り。道幅が広くないので桜でおおわれる感覚があります。

次の辻は内堀通り。
内堀通り
靖国通りから臨むと少しまばらな印象です。

そして千鳥ヶ淵に到着。

千鳥ヶ淵

警備員の方が「立ち止まらないでください」などとおっしゃております。ここの桜はジャイアントパンダ並の人気です。

そこから少し九段下方面に歩くと歩道橋があります。
そこからは東京スカイツリーが見えます。

スカイツリーと桜

歩道橋の上、階段の途中、多くの人が立ち止まって写真を撮っています。

さて、歩道橋を反対側に下りると靖國神社です。
現在、千代田のさくらまつりが真っ最中で露店が軒を連ねております。いろんな国籍の皆さんがわんやわんやと集まっていらっしゃいます。

靖國神社の外苑の大通りの両脇は銀杏並木で、桜はその奥に配置されています。
その桜エリアには飲食店のテーブルが並べられていますので必ずしも良い観桜地とはいいがたいのかなと思います。
靖國の桜は、第二鳥居を超えた本殿エリアにあります。
そこにあるのが標本木です。

これが東京の桜の標本木

画面右下に看板が見えますでしょうか。ここに「標本木」と書かれています。
この木が花を5つ6つつけると東京の開花宣言が行われます。
今年は3月23日、月曜日に開花宣言されました。
さすがにもう満開です。

さて次はお濠方面に向かいます。
靖國の横の道を下ると法政大学、そこからすぐの橋の途中で、市ヶ谷方面を向いて撮りました。

市ヶ谷お濠の桜と中央線

電車は中央線です。
この電車側、飯田橋から市ヶ谷、駅をはさんで、市ヶ谷から四谷へと桜街道が続きます。

市ヶ谷桜街道
さきほどの橋からすぐのところ、飯田橋と市ヶ谷の間です。

これがずっと続いて駅で一旦途切れ、少し四谷方面に行ったところで再び街道が始まります。

四谷桜街道内側
市ヶ谷から四谷に向かっています。

この日は平らな地面はどこも近隣企業に占拠されておりました。
なんというか、昭和はいたるところにあります。

四ツ谷近辺の桜街道
桜街道を抜けて、ぐるっと回って外側から見るとこのような感じです。
街道内の包まれる感じもいいですけど、外から見ると木勢が勇壮ですね。木のかたちがきれいです。

ちょっと色味に欲を出して地面近くに咲いていた山吹と著莪を画角に入れてみました。
四谷山吹著莪桜
四谷山吹著莪桜という言い回しがちょっと気に入ってしまいました。ういろうのCMみたいです。

以上で当社を中心に桜の見所をぐるっと回ってみました。
東郷元帥記念公園を撮り忘れたことに気付きました。
来年は忘れずに押さえたいと思います。

日本人は桜の花びらと落ち葉はゴミと認識しない、と言われます。
おなじように、こどもの声も騒音と認識しない、というのもアリかと思います。
昨今の論調をみていると、近いうちに桜の花びらがゴミ扱いされる日が来てしまうのかなあと思ったりします。
来ないように祈ってます。

さて、2015年の春はこんな季節でした。

それでは次回更新まで、しばしの間、失礼いたします。

メディアに必要なのは「記者」か「エンジニア」か。そのとき、広報はどう変わるのか


新聞記者出身の私にとっては、なんとも物悲しい気持ちにさせる題となってしまいました。メディアにとって一番大事なのは、ネタを取ってくる記者という思いが強いから、どうしてもそんな気持ちになってしまいます。

しかし、従来のメディアを残しつつ、記者を必ずしも必要としない新しいメディアが誕生しているのが現実です。それに対応する広報も変わっていかなければならないとつくづく思います。
 

■エンジニアが求められる新しいメディア

先日のセミナーでニュースのキュレーションサイトの編集長の話を聞くこととなりました。オンラインメディアでは名の通った方です。その方が今後のメディアに必要な人材として記者の他にエンジニアを挙げていました。

なぜ記者だけではなく、エンジニアも挙がってくるのか。その原因がスマホの台頭と、新しいメディアとして注目されているキュレーションサイトの登場なのです。

キュレ―ションサイトだけでも、「Naver」や「Antenna」「Gunosy」「SmartNews」「NewsPicks」など様々にあります。読者は、そのアプリをスマホにダウンロードして、情報を収集します。電車の中などで気楽に読めるのも人気が出る一つの理由なのでしょう。

キュレーションサイトの情報の収集方法には、少なからずシステムが組み込まれています。人気のある話題などを、アルゴリズムを組んで調べて、それに関する情報を並べていきます。この作業をどこまでアルゴリズムで行うか、それとも人のセンスで行うかという割合が、サイトによって異なり、差別化になっているようです。

今までのメディアで記者や編集が行っていた「ネタを拾い、記事を書き、紙面に割り付ける」という作業が、キュレーションサイトでは少しずつシステムに置き換わっているのです。だからこそ、新しいメディアはエンジニアを補強しなければならないという考えになっているようです。
 

■メディアが変遷していくなかで、広報も変わっていく。

従来の広報は、テレビの露出や5大紙の記事を狙うのが基本でした。それにインターネットのニュースサイトも重要視されるようになりました。

どちらにしろ、その媒体の記者に取材をしてもらい、記事を書いてもらわなければ始まりません。プレスリリースを作成し、イベントを実施し、工場見学などで記者の取材誘致を図ってきました。そこには、記者とのネットワークやコミュニケーション能力も求められていました。

しかし、キュレーションサイトへの対応は異なってきます。システムで記事を拾ってくる先は、なにもニュースサイトに限定されるわけではありません。企業のWebサイトの情報を拾ってくる可能性があるのです。

今まで、記者を通して記事化を図り、露出を期待していたものが、自社の情報がそのまま掲載される可能性もあるということなのです。自社サイトの「コンテンツ」強化を図ることで、直接メディアに露出できるようになります。

キュレーションサイトの登場は、今までのルートとは異なる広報戦略が取れるようになるということで面白いと感じています。信頼性の高いキュレーションサイトに掲載されれば、自社の広告のような記事が、メディアの記事の一つとして扱ってもらえるのです。

そうなると、これからの広報も、コンテンツの提案に力を入れながら、アルゴリズムの検索にかかりやすい文章の書き方なども勉強しなければならなくなるのだろう。

 

360度が持つ可能性について思いをはせてみた


先日、ベルサール秋葉原で「週アスLIVE」が開催されました。これまでも春と秋の2回開催されてきていたアスキーメディワークスさんのイベントですが、今回はとくに週刊アスキー誌の1,000号を記念して、盛大にいとなまれました。

展示の目玉のひとつはヘッドマウントディスプレイのOculus Riftの体験コーナーだったと思います。Oculus Rift自体は東京ゲームショウでのブース出展を含め、既にさまざまなメディアで取り上げられていますし、現にこのアスキーメディアワークスの過去イベントでも体験できたことがあったわけですが、どんどんソフト側でこの機械の機能というか可能性に追いついてきておりまして、楽しみが広がってきています。

週アスLIVEでは、乗馬ゲーム、ソードアートオンライン、初音ミクコンサート、古井戸の4種類が体験できました。おっと、なんかピンク色のカーテンがかかったブースもあったんですが覗きこまなかったのでどういうコンテンツかわかりません、ことにしておきます(汗)。
またこのイベント会場だけでなく、路地を入ったところのG-Tune専門店でもバーチャルジェットコースターの体験ができるようになっていました。汎アキバ的な広がりを見せています。

Oculus Rift体験中

Oculus Riftでは世界観を全周のCG作り込みで文字通り没入型の体験ができるわけですが、すみずみまで作り込むのはまだまだ大変です。そういう話の流れで行くと、撮影機器としてリコーのTHETAがあるじゃないですか。動画にも対応しています。その世界観の中を自由にフライスルーするわけにはいきませんし、現在のデバイスでは録画時間も限られていますが、この2つが組み合わせられるとコンシューマージェネレイテッドなOculus Rift用ムービーがネット上でいくらでも手に入る時代がすぐそこまで来ている、って感じです。とても近未来です。

くだんの週アスLIVEでは「初音ミクコンサート」を体験してみました。おおー、ミクさん近い近い、ターンした時のツインテールが触れそうですよ。とはいえこれってミクさんおひとりのコンサートなので横を向いたらミクさん視界から消えてしまいます。せっかく360度使えるんだったら、「涙-NAMIDA-」の8人とか(今ちょっとおひとり休んでるらしいですが)、「ラブライブ」の9人とかが自分を取り囲んで歌ってくれるなんて体験ができるわけですよね(なぜAKBと言わん?)。となると歌の間中、きょろきょろというかくるくるしたくなってくるわけで、ヘッドマウントディスプレイに併せて、家庭用回転いす市場までもが新たに形成されることになると思います。コンサート体験とは全然別ものになると思いますので、熟達のカメラワークで収録したコンサートBD/DVDと競合するものにもなりませんし。

これをもっとつきつめていくと、脳内で視覚情報が処理されるところをむにゃむにゃっとして、人間自身が360度全周映像を一度に認識できるようになると楽しいですね。ヘッドフォンだと音が後ろからとか上から聞こえるように位相を調整できたりするではないですか。であればヘッドマウントディスプレイで視覚も可能ではないかと。
横も後ろも上も下も同時に全部を知覚するって、おそらく脳の潜在能力を100%使えばこの大量の情報を処理できるんじゃないかと思いますけど、どうなんでしょうね。

話の締めくくりに使うにはあまりにも誰も知らないかもしれませんが、往年のスペースオペラの傑作「ジェイムスン教授シリーズ」の世界、あれは今から4,000万年後のはるかな未来のお話しなんですけど、それがもしかしたらすぐにも実現できるかもしれないんですね。夢があるではないですか。

とはいえお茶の間で家族それぞれがヘッドセットをつけてそれぞれのコンテンツを見てくるくるしている世界っていうのも、なんだかなーではあるんですけどもねー。

猫的ブロガーさんとどうつきあえばよいのか?


11月17日(月)、第13回広報学会ソーシャルメディア広報研究部会を当社でホスティングさせていただきました。

とくに広報活動と結びつくかたちでソーシャルメディアを活用されている方々をお招きしてお話しを伺います。



今回の講師はネタフル の中の人、コグレマサトさん。



この日本にあって(ライターではなく)ブロガーとして1本立ちされている稀有な存在です。ブログも大手運営会社にぶらさがるのではなく、ご自分でドメインを取った上で、おひとりで黙々と、というかガツガツと記事をアップされております。



コグレさんが顔出し禁止を旨とされていますので現場写真がないことをお許しください。代わりに筆者宅の近所にいた猫の写真を掲載しておきます。

猫の写真です


部会では、(プロ)ブロガーとしての心得、いかに社会や会社とかかわっていくかといったお話しを伺いました。



その極意を私見的な蛇足解説とともに紹介しますと、



(1) コツコツ継続せよ

会社のブログをずいぶんとサボっていた身には耳が痛いです。



(2) ギブ&ギブと心得よ

これを書いたら見返りがあるかなー、などといった「テイク」を考えるのではなく、自分が面白いと思ったものについて書いて書いて書きまくれ、紹介して紹介して紹介しまくれ!ということです。



(3) 一歩前に踏み出せ

といいつつも自分の殻(趣味嗜好)にこもっているだけでなく、情報源や反応してきた読者に、コンタクトしてみるなどのアプローチをすると世界が開けていくよ、ということです。



(4) 結果的に…

こういう結果を出したいという「欲」で動くことなく(1)と(2)と(3)をやっていると自然と結果が出てくる、そいつを待て、ということです。

(ご出席の方々、間違っていたら正してください)




で、私もこういう仕事をしておりますので、ついつい生臭いことを聞いてしまいます。

「プレスリリースを送ったらご覧いただけますか?」





果たしてその答えは?




答えは…(やはり)ネガティブでした。

でも落胆しないでください。コグレさんのような(プロ)ブロガーの方々は、メディアの記事も重要な情報源とされております。私たちとしてはせっせと記事獲得に励みましょう。そうすれば目に留まる可能性も高くなります。いつか取り上げていただける日がくることを期待していましょう。



こっちから情報です情報ですと言っても逃げるばかりで遠くから見ているだけなのに、自分の関心があることには飛びついてくる、そんなブロガーさんはやっぱり猫的だなあ、と、学会の研究部会の感想がそんなことでいいのかと思いますが、そんな風に思ったことでした。





参考リンク:日本広報学会

Engadget Fes2014で3DプリンタのPRを考える


<pepperと会ってきました~!!>

6月28日に開催されたEngadget Fes 2014に行ってきました。仕事で、です。あいにくの雨もようの朝、当社でPRを担当しているXYZプリンティングの3Dプリンタ「ダヴィンチ 1.0」の展示を手伝ってきました。会場は、堀江貴文氏のトークショーや、ソフトバンクモバイルが発表した人型ロボットPepperの登場などで盛り上がるかたわら、3Dプリンタコーナーがしつらえられ、多くのメーカーの製品が出展されていました。来場者数は1000人を超えたそうです。雨天で、有料のイベントながら、 すごく集まったなという印象を受けました。

普段、私たちがPRを行っていてお会いするのは記者の方々が中心となります。いかに製品の良さや、ユーザメリットを共感してもらい、記事にしてもらえるかということに苦心しています。なかなか記事が掲載されないとやきもきしたり、掲載されたらされたでその大きさや写真の使われ方に一喜一憂したりしています。その一方で、意外とユーザの声を直接聞く機会というのは少ないもの。今回のEngadget Fes2014は、そんなユーザの生の声を聞けるチャンスでもあったのです。

<展示に向けて準備中。ちょっと雑然としています>

当社が記者の方に伝えている「ダヴィンチ1.0」のコアメッセージは、「誰でも利用できて使いやすい」3Dプリンタ です。一般ユーザが使用することを考え、工場出荷時に設定を行い、家庭での設定を不要にしています。家に届いてPCにつなげればすぐに使えます。そしてその使いやすさをより多くの方に実感していただけるよう低価格で提供しています 。

さて、ではその「誰でも利用できて使いやすい」というメッセージは、イベント来場者に十分に 伝えられるでしょうか?  Engadgetが主催するイベントですからそもそもガジェット類に興味のある方々が来場していたので、3Dプリンタに関する興味は高く、勤めている会社に3Dプリンタがあると話される方も多くいらっしゃいました。ダヴィンチについても、すでにご存知の方が多くいらっしゃいました(あれだけ記事が出ましたからね、と自画自賛)。価格が安く、出力した作品の品質も良いという記事を読まれていて、実際に出力したものを確認していただき、思っていた以上に品質が良かったという声もいただきました。一方で、ビックカメラで販売していることに驚かれる方も。家電量販店でふつうに買えるものとは思われていなかったようです。家に置くとなると大きさが気になるという方が多く、ユーザの声として、今後の製品開発に反映してもらわなければとも思った次第です。

3Dプリンタは、今までプロ仕様や、企業が購入するものというイメージがありました。その中で、XYZプリンティングが、価格も含めて一般ユーザを考えた 製品を発表したことは、3Dプリンタ市場の転機でした。今回のEngadget Fes2014で、期待だけでなく様々な疑問も伺うことができました。品質に関しては、実際に触っていただくということが一番の説明になりました。これらの期待・疑問は、3Dプリンタへの期待の高さとともに、プロ仕様から一般ユーザ向け製品へと展開する過渡期の状況でもあるということを肌で実感しました。

一般ユーザに向けた、「ダヴィンチ1.0」は「誰でも利用できて使いやすい」というメッセージに、 間違いはありませんでした。これから、ダヴィンチシリーズの新製品を発表していくときもメッセージを生かしながら、PRを行っていくのが効果的だと実感した1日となりました。

まもなく折り返し


私事で恐縮ですが、誕生日が7月2日で、この日は1年のちょうど折り返しの日となっています。つまり、元旦から数えて183日目、大みそかから遡って183日目という訳で、毎年GWが終わると誕生日の近づきを感じて「あ~、今年ももうすぐ半年が終わるな」と思う次第です。

それはそれとして、今年前半もいろいろなことがありました(少々気が早いかも、、、)。で、過ぎたことを振り返るのはやめにして、勝手にこの先を予測してみます。と言いながら、どうしても放っておけないので、特別に6月から。

6月 サッカーワールド杯で日本が初のベスト8進出。

7月 今年も猛暑に。各地で豪雨も。

8月 ヤンキース田中投手、負けなしの12連勝。新人王は確実に。

9月 厳しい残暑。各地で最高気温を更新。

10月 さんま豊漁で三陸の港町に笑顔。

11月 またまた日本人がノーベル賞受賞。

12月 タイガーマスク「日本中の皆がタイガーマスクになったので、自分の役割は終わった」と言葉を残して引退。

どうでしょう、、、猛暑はつらいですが、今年後半戦に明るい話題が続くことを願っています。

 

で、ここで話しはPRに。

私たちの仕事では、今日と明日、そして”確実な将来”と”不確実な将来”が対象となっています。特に、確実な将来と不確実な将来をどうコミュニケーションするかが問われます。

楽しいこと、うれしいことや勝負の勝ち負けにも、一方で悲しいこと、残念なこと、あるいは災害や事故にも、それぞれに確実な部分と不確実な部分とがあります。

、この役割と目標を果たすための日々の仕事や業務はいたって地味。日々、新聞、雑誌、テレビ、WEB等から情報を集め、聞いたり、話したりしながら物事の核心をつかむ作業を繰り返しています。

 

ということですが、難しい話しは抜きにして、とりあえずは一昨日選出されたサッカーワールド杯日本代表23人の活躍を願わずにはいられません。

なので、きっと、今年の誕生日前の半月は”応援”で寝不足必死です。

(HW)

ライブ配信で進化する、新しい”記者会見”のカタチ


昨年春に桜にまつわるエピソードを書かせていただきましたが、気が付けばあっという間に1年が経ち、また桜の季節がやってきました。

3月25日には東京都の標本木に花が咲き、気象庁から開花宣言が発表されました。実はこの桜の標本木、弊社近くの靖国神社にありますので、満開の頃に見に行きたいと思っています♪

ちなみに、写真は先日お出掛けした植物園でみた梅の花です。今年は3月上旬まで寒かったせいか、東京でも場所によっては遅咲きの梅と早咲きの桜が同時に見られるレアな場所もあるそうなのでぜひ探してみてください。

さて、話はがらっと変わりますが、最近、記者発表会やイベントのライブ配信というものがとても気になっています。

先日、あるアーティストが夏のイベントに関するプレスカンファレンスを行い、その模様をニコニコ動画、Ustream、YouTubeでライブ配信していました。以前であれば、ファンは会見の内容を知るには、どこかのメディアが報道するのを(そわそわと)待つことしか出来ませんでしたが、いまやメディアと同時に情報を入手できる時代になりました。さらに会見をみているファンがTwitterなどのSNSに投稿することによって、瞬く間に情報が拡散していく様子を目の当たりにして、改めてインターネットメディアがもたらした「新しい記者会見のカタチ」というものを実感しました。

IT業界でも新製品発表会などをライブ配信することが増えています。ユーザーがプレゼンを視聴しながら、社長の服装から製品の性能まで次々とコメントをつけていく様子を見ていると、ダイレクトにエンドユーザーの反応がわかって興味深い反面、不特定多数の方へ情報を発信する難しさを感じます。また、質疑応答まで配信することになるので、これまで以上に準備が必要になりますし、終わるまで一挙手一投足にツッコミが入りうる怖さもあります。

広報としてはその会見が誰に向けたもので、どんな情報を伝えたいのか、そしてその先どのような形で情報拡散を狙うのか、ということをきちんと検討した上で、ライブ配信をすることの重要性を改めて考えさせられました。

余談ですが、私がはじめてライブ配信を体験したのは2001年のことで、コンサートの一部を生中継するというものでした。結局当時の一般家庭のパソコンと通信回線には負担が大きく、ぶつぶつと落ちてしまいほとんど見ることは出来ませんでしたが、遠く九州で行われているコンサートがリアルタイムで見られることへワクワクしたのと同時に、どうしてこんなことが出来るのだろうとちょっと不思議な気持ちになったことをよく覚えています。

あれから13年、映画の世界でしか存在しなかったようなウェアラブル・デバイスも次々と発表されています。これからも日々進歩する技術を追いかけ、常にワクワクするような、新しい情報発信のカタチを探していきたいと思っています!

5600万人が読む新聞


年が明けて間もない1月4日付の朝日新聞におもしろい記事がありました。インドで発行されているヒンディー語紙の「ダイニグ・ジャグラン」という新聞について書かれているのですが、読者がなんと5600万人いるそうです。インドの人口は約12億人(2012年)と人口ランキング1位の中国13.5億人に肉薄していますが、この読者数の多さには驚きました。

記事によれば、発行部数は267万部と日本の四大ブロック紙の一つである中日新聞(266万部、2012年)とほぼ同じですが、インドでは「回し読みの文化」が根付いているため、ここまで読者数が膨れ上がっているのだそうです。1部につき、実に20人が読んでいる計算になります。民間団体が選挙人名簿から抽出した25万人に面接を行い、その結果を年4回公表しており、そのデータは信頼に足るようです。

インドと言えばIT大国の印象がありますが、インターネット契約者は未だ2200万人にとどまっています。その一方、識字率はこの10年で9ポイント上昇し、74%に上昇していることなどから、新聞の総発行部数は1億1千万部に達し、近年は年5%のペースで増加しているそうです。日本とは所得水準が大きく違うので、額面通りには受け取れませんが、この「ダイニグ・ジャグラン」は1部3ルピー(約5円)なので、まだまだ拡大の余地がありそうな成長産業であることが伺えます。

この記事を読んで、5年ほど前にインドのメディアについて調べたことを思い出し、その時に作成したレポートを読み返してみると、確かにインドでは新聞の影響力を図る指標として読者数が利用されているようで、同じヒンディー語紙の「ダイニグ・バスカル」も3400万人の読者がいるそうです。

一方、成熟産業と言われて久しい我が国の新聞業界は、総発行部数は約4700万部(2013年)と9年連続で減少しています。10年前に比べると1割以上の下落率です。ちなみに、インドの読者数に相当する指標は日本でもあるようです。特定の新聞1部を何人が読んでいるかを表す「回読人数」というものがそれです。日本新聞協会によると朝刊は平均2.7人に読まれています。

今回、紹介した朝日新聞の記事を書いた記者は「部数減に歯止めがかからない日本と比べると、インドの活況はうらやましい限り。でも、特ダネを狙う記者の熱意や努力は、国が違えど変わらない。それを実感できて心地よかった」と結んでいます。インドのような状況は望むべくもないかもしれませんが、業界が元気を取り戻すべく、「より早くより正確な」記事を読者に届け続けてほしいと思います。(TH)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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