筑波大学が専門分野での世界ランキングを発表

ランク付けは今やブームと呼べるような事業あるいはゲームとなった。「フォーチュン500社」は多くの国のビジネスマンにとって馴染みのランク付けである。もちろん、世界のトップ企業500社の業績をまとめたものである。世界中で誰が大金持ちかに興味ある人は、やはりアメリカの雑誌であるフォーブスを購読すれば詳しい情報を読める。

ランク付けはどんどん増えている。化粧品業界では、どこの地域に美肌の女性が多いかを調べる会社まである。通常、秋田県の女性が美肌だと考えられがちだが、ポーラによる調査では島根県だそうである。

国立の筑波大学までランク付けに進出した。同大学は「スポーツ科学・体育教育・運動科学における世界大学比較2015年版」を2015年10月30日に発表した。これは通常のランク付けとやや異なり、トップの大学名を発表する形をとった。また、米国の大学が高位を占めていないという点でも風変わりである。

体育教育(全体の35%)、研究(50%)、競技実績(15%)の3分野に分けて評価し、総合点を計算した。

教育分野では、イギリスのラフバラ大学、国立台湾師範大学、ポルトガルのポルト大学、筑波大学の4校がトップとされた。研究ではラフバラ大学、カナダのカルガリー大学の2校が上位となった。競技分野はオークランド工業大学(ニュージーランド)、カルガリー大学、ポルト大学、筑波大学、早稲田大学の5校が選ばれた。

筑波大学の評価担当者はトムソン・ロイター社の協力を得て、同社が保有するビブリオメトリックス(学術論文発表数と影響力調査)と学術評判データを参照した。

調査では35の指標が使われた。たとえば、競技分野での2指標はオリンピック、国際競技大会でのメダル獲得数だ。

筑波大学は2015年1月から6月まで世界の98大学にアンケート調査票を送り、その内19校からのみ回答を得たと認めている。

回答を寄こした19校の内訳は北米が4校(カナダのマギル大学など)、ヨーロッパが7校、アジアが5校(鹿児島県にある鹿屋体育大学など)、オセアニアが3校であった。

総合評価でトップ3校となったのはラフバラ大学(英国)、カルガリー大学(カナダ)と筑波大学だと発表された。

 

潮昭太 東京在住フリーランス記者

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