カナダ・日本の大学が男女均等を目指す国連女性機関のパートナーに

男女均等と女性助力を目指すUN Women(国連女性機関)は、「男女均等に協力する18の勇敢なパートナー」を選んだと6 月18日に発表した。

これら18人のなかには安倍晋三首相、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領などの政治指導者とともにウォータールー大学のフェリダン・ハムジュラフー学長・副総長、名古屋大学の松尾清一総長など教育者の名前もあった。

カナダのオンタリオ州ウォータールー市にある同名の大学は、同国で最大の工学部により最もよく知られている。マクリーンズ誌が23年間で23回、同大学を「最も革新的な大学」に、18回「カナダで最善の大学」に、16回「明日の指導者を育てているトップ大学」に選んだと同大学は発表している。

社会全体の男女均等となると、エコノミスト誌(5月15日号)の「ガラスの(見えない)差別指標ランク2014年版は、カナダを11位とした。前年は9位であった。米国は17位で前年と同じ。日本は韓国よりも上位だったが、27位となった。

エコノミスト誌は9組織(OECD、世界経済フォーラムなど)のデータを用いて、このランク付けを計算している。最高は100点で、北欧3カ国(フィンランド・ノルウェー・スウェーデン)は80点前後で常に上位に立つ。カナダは60点以上となり、日本は20点強で「女性の職場での均等性となるとOECD加盟国では最悪クラスにいる」と説明された。

人事院の6 月19日の発表によると、4月に仕事を始めた事務系総合職の国家公務員のうち、女性は過去最高の38.8%となった。総合職は省庁の次官まで昇進する可能性がある。

人事院は次官・局長・審議官のうち、女性は2.2%だとも発表した。

名古屋大学は「ウェルビーイングinアジア:女性リーダー育成」プログラムを2014年10月に立ち上げた。大学院の副専攻科目だ。最初の20人のうち、男性大学院生は4人。

名古屋大学はまた2009年に学童保育所を学内に設けた。日本の大学では初めての同種施設だと説明された。教員などの学童は午後9時まで、ここで時間を過ごすことができ、希望者は夕食と入浴を済ませることもできる。

佐々木成江さん(理学系大学院の准教授)の小学校6年生の娘は保育所利用者の1人。成江さんの夫は名大の教授であり、彼女の直接の上司でもある、と朝日新聞(7月19日付)は伝えた。

潮昭太(東京在住フリーランス記者)

Page Top